こんにちは~。
わたくし管理人が
B’zのライブに参戦するとき、いつも楽しみにしているのが、
ステージセットなんです!
ライブが始まるまでは
銀色のパイプで組まれた、ただの塊なのに、
ライブが始まった瞬間
色とりどりのライトに照らされて
命を与えられたようにB’zと一緒に躍動するステージセットが
本当に好きなんですよね(⁎˃ᴗ˂⁎)
出典:B’z official Facebookより
わたくし管理人は、
いつも早めに会場に入ってステージセットを眺めながら
「今日はどんなライブになるんだろう!?」
「B’zはどこから出てくるんだろう!?」
なんて妄想を膨らませる時間が好きです・笑
これまで、いろんなアーティストのライブに行ったことがありますが
B’zのように豪華なステージセットを組むアーティストは
数少ないように思います。
そんなステージセットを組むのに
一番重要となるのが、骨組みです。
ステージセットで目にする銀色のパイプですね。
今回は、
“be with!Pocket Edition B★CIRCLE The Dome Version”より
ステージセットの骨組みについて
ご紹介させていただきたいと思います!
ステージセットの根幹となるトラス(TRUSS)とは?
B’zのステージセットは
トラス(TRUSS)と呼ばれる骨組みを使って造られています。
「トラス(TRUSS)」とは、
ライブ会場のステージだけでなく、展示会ブースでも見かける構造物で
アルミの円柱の間に、複数の三角形を作るように
細いパイプを溶接した「トラス構造」のことです↓
複数の三角形を組みあわせるトラス構造は
構造力学に基づいて造られています。
縦の力にも、横の力にも強く、
かなりの強度、耐久性があるので、
橋やドーム、体育館などにも広く使われています。
出典:ながさき旅ネットより「西海橋」
B’zのライブでも、アリーナクラスになると
トラス構造で組まれたステージセットを目にすることができますね。
先日行われた、B’z SHOW CASE 2020 “5ERAS”でも
トラス構造のステージセットが組まれていました。
シルバー色のトラスは照明にも栄えるので、
相当の荷重になる機材を支えるだけではなく
一種の演出効果も果たしています。
B’zのライブで使われるトラスとは?
トラスは、アメリカ、日本、ドイツ、ニュージーランドなどで
専門の製造業者がありますが、
B’zのステージで使用しているトラスはアメリカ製です。
ステージセットのように規模が大きくなると重量も増えるので、
“B’z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK-”ツアーのアリーナクラスでは
重量級トラスである50センチ角×3m(54kg)を8本
50センチ角×3m(74kg)を12本使用しています。
これがドームクラスになると
50センチ角が80センチ角へと太くなり、
長さは1.5mになります。
それをトレーラー(ツアートラック)3台分の量を使っています!
また、
円形上のステージセットを造る場合は
サークルトラスというトラスを使用しています。
ルーフトラスと呼ばれる四角形のトラスを最上部に組み
その下に円形上のサークルトラスを組んでいます。
サークル部分は、4分割、8分割された円弧系のトラスが組み合わせられて
円を描くようになっています。
B’z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK-のステージセット
また、
オーダーに応じてトラスでオブジェを造ることもできます。
この羽のようなステージセットも、よく見ると
トラスが組み合わされていることがわかります。
時には、
アリーナツアー前の道具ゲネプロ(本番前のリハーサル)で
新しいオブジェの製作を急遽依頼され、
たった48時間で仕上げることもあるようです。
ステージセットになる大きなトラスを
臨機応変に自由自在に操るとは、もの凄いプロ集団ですね。
一方、
トラスが耐えられる重み(耐荷重量)がどれくらいかというと、
ステージ上では30トンにもなる機材を支えています。
ドームクラスになると
設置するトラスも大きくなるので、
一見すると、
トラスが耐えられる重量も増えるように思われがちですが、
グラウンドが空洞のエリアも多々あるので
実際には、トラスが耐えられる重量は小さくて
30トンもの機材を吊るのは至難の業のようです。。。
そのため、
耐荷重量を超えないように全て綿密に計算され、
ステージが設営されています。
以上、引用・出典:“be with!Pocket Edition B★CIRCLE The Dome Version”「LIVE機材&機器裏話3」
ステージセットはライブの根幹を支えるもので、
ライブ中であろうとなかろうと
ひとつでも崩れたら命の危険を伴うものです。
だからこそ、綿密に計算してトラスが組まれるのでしょうが、
驚くべきことは
このステージセットを毎回解体して
全国の会場にあちこち持ち運んでいることです!
1回設営しても、またそれを全部解体して、
また次の会場で一から組み直す・・・。
しかもネジ1本狂っただけで、安全が脅かされる危険と隣り合わせです。
そんな途方もない労力に支えられて
B’zのライブは行われているんですね。
毎回、大規模なステージセットとともに全国ツアーを回り続けているのに
今まで大きな事故もなく、無事にツアーを終えてきたことの凄さ。
プロの仕事とはいえ、
この凄さは言葉では言い表せません・・・。
B’zの周りに集まるプロ集団に
改めて尊敬と感謝を感じます( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
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