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B’z初登場「音楽と人」1998年1月号、24年前のB’zを深読み~稲葉浩志編 2021.11.29

音楽と人B'z稲葉浩志

こんにちは~。

2021年12月3日発売の「音楽と人」(2022年1月号)でB’zが表紙と巻頭インタビューに掲載されることが発表されました!

それに影響されて、ここ最近、B’zが初登場した「音楽と人」(1998年1月号)を読み直していました(⁎˃ᴗ˂⁎)

この頃のB’zは何をしていたのかというと・・・

1997年11月19日に9作目のアルバム「SURVIVE」をリリースして、翌年の1998年1月からB’z LIVE-GYM ’98 “SURVIVE”ツアーが開催された頃で、「音楽と人」のインタビューはアルバム「SURVIVE」をリリースした後、ツアーの前に行われています。

ちなみにアルバム「SURVIVE」は前作「 LOOSE」(1995年11月22日リリース、8作目アルバム)から2年ぶりにリリースされたアルバムです。

「LOOSE」の後、B’zは「FRIENDSⅡ」をリリースしたものの、稲葉さんが突然ソロ活動を始めてアルバム「マグマ」をリリースするもんだから、当時は「B’z解散」説まで流れていました・・・。

そんな噂に翻弄された私は、ビーパ宛に「解散なんて絶対ヤダ!」という抗議文を送ろうかと本気で考えたほどです・笑

結局そんな抗議文を送る勇気もない小心者の私は、ひたすら祈り続けてB’zの始動を待っていたので、「SURVIVE」がリリースされた時はいろんな意味で本当に嬉しかったなぁ~笑

今回は、B’zが初登場した「音楽と人」(1998年1月号)から、稲葉さん、松本さんのインタビューをご紹介したいと思います!

まずは稲葉さんの単独インタビューからご紹介します♪



「B’zの稲葉浩志」に憧れている?

インタビュアーが稲葉さんに「もしかしてB’zの稲葉浩志に憧れてませんか?」と問いかけた時の稲葉さんの言葉がこちらです↓

そうかもしれません。自分にできなかったり足りなかったりする部分を(B’zの稲葉浩志が)補っているかもしれない

やっぱり稲葉さんって「B’zの稲葉浩志」を演じているというか・・・いい意味で仕事の自分とプライベートの自分を分けておられるんだなと。

「B’zの稲葉浩志」を誰よりも客観的に見ているからこそ、変に天狗になったりせずに冷静に謙虚でいられるのかもしれませんね。

2008年10月に放送された、NHKスペシャル「メガヒットの秘密〜20年目のB’z〜」でインタビュアーから「稲葉さんはアーティストですか?それともミュージシャンですか?」と聞かれた時、稲葉さんはこう答えていました。

僕の中の意識はあまりアーティストというのはないし、実はミュージシャンという意識もないですね。まして音楽家というのもないですね。

と断ったうえで、

B’zのシンガーです。

と答えた稲葉さん。

この時の稲葉さんには、アーティストでもなくミュージシャンでもなく、「B’zのシンガー」という唯一無二の職を全うする職人のような気質を感じました。

B’zのシンガーであるためにあらゆる努力を惜しまずに、徹底して「B’zのシンガー稲葉浩志」を研ぎ澄ませた結果が今の稲葉さんを作り上げている。

きっと誰よりもB’zを愛しているからこそ「B’zの稲葉浩志」を突き詰める・・・そんな稲葉さんの姿が見えてきました。




叩かれても気にしない

当時はB’zが爆発的に売れていたので、B’zのライブと言えばスタジアム中心の大規模ツアーをやるのが当たり前になっていました。

そのことについてインタビュアーから「スタジアムロックは日本では本当に斬新ですが、自分に向いてると思いますか?」と聞かれた時の稲葉さんの答えがこちらです。

B’zのスタイルとしては合ってると思います。自分としてはいろんな場所でライブできた方が愉しいと思います。

「B’zさんはああいうアリーナツアーですけど、ウチは小っちゃい場所でコツコツ演りますよー」って叩かれても全然気になんないです。

ただ、ライブもドームの方がキメが粗かったりするので、そういう場所でばかり演ってて急に凝縮された場所で演るとアラが出る場合もあるので、やっぱり両方できるなら演っていいんじゃないかと思います。

「叩かれても気にしない」と言いながらも全く気にしない訳ではなく、そこから次のライブのヒントを得て実行するB’z。

その証拠に、地方の小っちゃい場所を回るB’z SHOWCASEツアー「 -B’z In Your Town-」が2007年から始まっています。

SHOWCASE→アリーナツアー→ドームツアーへと続く今のB’z LIVE-GYMのきっかけが、この叩かれたことをきっかけに生まれたとしたら・・・

叩かれたことに反発するのではなく、そこからヒントを得て次につなげる姿勢は、やはり謙虚で柔軟性にあふれるB’zだからこそできたことです。

B’zの凄いところは、謙虚だけども過小評価はしないところ。謙虚になりすぎて自分を過小評価する人ってつまらなく思ってしまうけど、B’zは全く違っていて。

B’zは自分たちなら絶対できるという強い信念と謙虚さが表裏一体となっていて、そこがまた、人としての深みでもあるんですね。

何があっても絶対にブレない強い信念と謙虚さが表裏一体となった人間性に、私は強く魅了されてしまうのです。

 

「音楽と人」(1998年1月号)の勝手に深掘り企画、松本さん編はこちらの記事にまとめていますので、よろしければご覧になってください!

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