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B’zライブの機材を徹底解剖!~ドレープ(幕)編 2021.3.12

B'zライブドレープ幕

こんにちは~。

今回は、普段はあまり注目されることがない

“ドレープ(幕)”についてご紹介したいと思います♪

ステージの構成にもよりますが、

ステージの後ろには巨大なドレープ(幕)が掲げられることがあります。

ステージの演出にあわせて

真っ黒のドレープだったり、ロゴ入りのドレープだったり

様々なバージョンのドレープが使われます。

実はそのドレープには、

意外に知られていない事実があるようです!

今回も

“be with!Pocket Edition B★CIRCLE The Arena Version”から

be-with-pocket-editionアリーナ編

ドレープに隠された秘密を徹底解剖したいと思います( ⸝⸝•ᴗ•⸝⸝ )੭⁾⁾



B’zのライブで使用されるドレープの大きさ

B’z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK-

で使用されたドレープは

大きさは、高さ8m×横4.5mで、重量はなんと15kg!

重量のあるドレープは、

上に“チイ紐”と呼ばれる、しばる用のヒモが縫い付けてあり

そのヒモをバトン(照明を吊るしている昇降可能な装置)にしばりつけます。

B'z ライブバトン

シワや緩みが出ないように、ドレープの下にも

重りとなる鉄棒を入れています。

また、

ライブでよく見ることができる

「一瞬で幕を落下させる」という技術は、

振り落としバトン(仕掛けのついた鉄パイプを一気に落とす方法)や

引き抜き式(ドレープを一気に引き抜いて落とす方法)など

いくつかのパターンがあるようですが、

B’zのライブで使われている仕掛けの詳細は企業秘密だそうです・笑



B’zのライブで使用されるドレープの布地

B’zのライブで使用されるドレープの布地は

意外にも、綿100%

「カツラギ」という綿を使用しています!

このカツラギという布地はどんな生地かというと・・・

生地の風合いはデニムに似ていて厚みがありますが、

帆布のようなハリはなく、柔らかい生地です。

かなり丈夫で

ツアーロゴをプリントしてもインクが裏地抜け(絵柄が裏に出ること)しないため

主に幕にしか使用されない布地のようです。

更に安全性を考えて、ドレープには防災加工も施されています。

B’zのライブで使われるドレープは、黒幕専門の会社が製作していますが、

幕もさることながら、素材となる布地も

製作会社オリジナルの反物となっています。



ロゴ入りドレープの製作方法

B’zのライブで使われるドレープには、

巨大な布地に巨大なロゴをプリントすることもあります。

通常のプリントの場合は、

専用の巨大インクジェットプリンターで

プリント専用の少し光沢がある布地にプリントします。

ハガキに例えるなら、

インクジェット専用のツルッとした専用紙に印刷するようなイメージです。

しかし、

B’zのライブで使われるドレープは、必ずしも

インクジェットプリンターで製作したものとは限りません!

B’z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK-で使われたドレープは

同じ製作会社で製作したものですが、

なんと手書きで描いたものだったんです!

とても手書きとは思えないほど

美しくロゴが描かれたそうです。

なぜ手書きになったかは企業秘密(?)らしいですが、

B’zのツアーロゴは、

かすれた感じや、色あせた感じなど、繊細なデザインがあるので

ロゴの微妙な風合いをを正確に表現するためのようだと

言われています。

以上、引用・出典:“be with!Pocket Edition B★CIRCLE The Arena Version”「LIVE機材&機器裏話」

ドレープ(幕)って

ステージセットや照明などに比べたら、

「あのドレープ良かったわ~!」なんて注目されることは、

少ないアイテムだと思います。。。

でも実は、

細部にまで、こだわり抜いて

職人さんの思いが込められているんですね(⁎˃ᴗ˂⁎)

こうした一人一人の思いが積み重なることによって

計算されつくした、美しいライブ演出につながっている・・・

そう思うと、

今まではB’zだけに向けていた視線を・笑

ステージ演出の細部にまで、

もっと注意深く見ていきたいなと思います(⁎˃ᴗ˂⁎)

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