こんにちは~。
今回は、普段はあまり注目されることがない
“ドレープ(幕)”についてご紹介したいと思います♪
ステージの構成にもよりますが、
ステージの後ろには巨大なドレープ(幕)が掲げられることがあります。
ステージの演出にあわせて
真っ黒のドレープだったり、ロゴ入りのドレープだったり
様々なバージョンのドレープが使われます。
実はそのドレープには、
意外に知られていない事実があるようです!
今回も
“be with!Pocket Edition B★CIRCLE The Arena Version”から
ドレープに隠された秘密を徹底解剖したいと思います( ⸝⸝•ᴗ•⸝⸝ )੭⁾⁾
B’zのライブで使用されるドレープの大きさ
“B’z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK-”
で使用されたドレープは黒。
大きさは、高さ8m×横4.5mで、重量はなんと15kg!
重量のあるドレープは、
上に“チイ紐”と呼ばれる、しばる用のヒモが縫い付けてあり
そのヒモをバトン(照明を吊るしている昇降可能な装置)にしばりつけます。
シワや緩みが出ないように、ドレープの下にも
重りとなる鉄棒を入れています。
また、
ライブでよく見ることができる
「一瞬で幕を落下させる」という技術は、
振り落としバトン(仕掛けのついた鉄パイプを一気に落とす方法)や
引き抜き式(ドレープを一気に引き抜いて落とす方法)など
いくつかのパターンがあるようですが、
B’zのライブで使われている仕掛けの詳細は企業秘密だそうです・笑
B’zのライブで使用されるドレープの布地
B’zのライブで使用されるドレープの布地は
意外にも、綿100%で
「カツラギ」という綿を使用しています!
このカツラギという布地はどんな生地かというと・・・
生地の風合いはデニムに似ていて厚みがありますが、
帆布のようなハリはなく、柔らかい生地です。
かなり丈夫で
ツアーロゴをプリントしてもインクが裏地抜け(絵柄が裏に出ること)しないため
主に幕にしか使用されない布地のようです。
更に安全性を考えて、ドレープには防災加工も施されています。
B’zのライブで使われるドレープは、黒幕専門の会社が製作していますが、
幕もさることながら、素材となる布地も
製作会社オリジナルの反物となっています。
ロゴ入りドレープの製作方法
B’zのライブで使われるドレープには、
巨大な布地に巨大なロゴをプリントすることもあります。
通常のプリントの場合は、
専用の巨大インクジェットプリンターで
プリント専用の少し光沢がある布地にプリントします。
ハガキに例えるなら、
インクジェット専用のツルッとした専用紙に印刷するようなイメージです。
しかし、
B’zのライブで使われるドレープは、必ずしも
インクジェットプリンターで製作したものとは限りません!
“B’z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK-”で使われたドレープは
同じ製作会社で製作したものですが、
なんと手書きで描いたものだったんです!
とても手書きとは思えないほど
美しくロゴが描かれたそうです。
なぜ手書きになったかは企業秘密(?)らしいですが、
B’zのツアーロゴは、
かすれた感じや、色あせた感じなど、繊細なデザインがあるので
ロゴの微妙な風合いをを正確に表現するためのようだと
言われています。
以上、引用・出典:“be with!Pocket Edition B★CIRCLE The Arena Version”「LIVE機材&機器裏話」
ドレープ(幕)って
ステージセットや照明などに比べたら、
「あのドレープ良かったわ~!」なんて注目されることは、
少ないアイテムだと思います。。。
でも実は、
細部にまで、こだわり抜いて
職人さんの思いが込められているんですね(⁎˃ᴗ˂⁎)
こうした一人一人の思いが積み重なることによって
計算されつくした、美しいライブ演出につながっている・・・
そう思うと、
今まではB’zだけに向けていた視線を・笑
ステージ演出の細部にまで、
もっと注意深く見ていきたいなと思います(⁎˃ᴗ˂⁎)
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